この記事はこんな人におすすめ
- なんだかモヤモヤして気分が晴れない人
- 落ち込みがちで、気力が湧かないと感じることがある人
- 頭の中を整理したい、自分の気持ちをもっと理解したい人
日々、心に余裕がなくなっていると感じていませんか? そんなときに取り入れてほしいのが、「ジャーナリング」という書く習慣。
このページでは、初心者の方でもすぐに始められるステップや、科学的な効果、続けるためのコツを分かりやすく紹介します。
初心者の方も、続かなくて悩んだ経験がある方も、ぜひ参考にしてみてください。
ジャーナリングとは?日記との違いや効果をわかりやすく解説
ジャーナリング=“書く瞑想”
頭に浮かんできた言葉を制限なく書いていく表現法であり、日記のように文章を整える必要はありません。
この手法は、ペネベイカー博士が提唱した「筆記開示法」がもとになっています。
ネガティブな感情を文字化することで、心理的・身体的な改善効果があると、科学的にも示されています。
ジャーナリング初心者向け|簡単に始められる4ステップ

STEP 1:準備物
- 紙とペン、またはスマホメモでもOK
- 気軽に始められるものを選ぶのが継続のコツ
STEP 2:環境づくり
- 静かな場所で集中できる環境を整える
- 音楽は不要。シンプルな空間が理想
STEP 3:何を書いてもOK
- 書き出すテーマに縛られず、思いついたことを自由に書き出します
- 「何も思いつかない」ときは、それすらも書いてOK
STEP 4:振り返りと手放し
- 書いた内容を読み返してもいいし、そのまま捨ててもOK
- 紙の場合は「破る」「燃やす」ことで感情の解放感がアップ
書くだけでメンタル改善?ジャーナリングの科学的な効果とは

ポジティブ感情が増大
ジャーナリングには、幸福感や感謝の感情を高める効果があります。
実践を続けることで、ネガティブな感情よりも前向きな視点が育ちやすくなります。
自己肯定感・ストレス耐性の向上
繰り返し書くことで、自己理解が深まり、
「自分はこのままで大丈夫」と感じられるようになります。
心理生理的効果
- ストレスホルモン(コルチゾール)の減少
- 血圧・免疫機能の改善
- 睡眠の質の向上
実際に私も、ジャーナリングを続けることで心の声に気づけるようになり、メンタルが安定しました。
書き方のバリエーション&テンプレート|自分に合う方法を見つけよう
ジャーナリングは「自由に書いてOK」とはいえ、続けるには“自分に合ったスタイル”を見つけることが大切です。ここでは、4つの視点からジャーナリングのやり方を紹介します。
① 時間帯に合わせた書き方
朝ジャーナリング(前向きな1日をスタートしたい人向け)
- 目的:心を落ち着かせ、行動の質を高める
- 効果:モーニングルーティンとして取り入れることで、集中力や生産性が上がりやすくなる
- やり方:
1. 今の気分を書く
2. 今日やりたいこと・意識したいことを1~3つ書く
3. 書いた内容を見ながら深呼吸
💡 おすすめ:忙しい朝でも“自分のための5分”を大切にしたい人
夜ジャーナリング(眠りの質を高めたい人向け)
- 目的:一日の思考や感情を整理し、不安を軽減して心を落ち着かせる
- 効果:脳の“書き出し効果”で寝つきが良くなり、睡眠の質も向上
- やり方:
1. 今日の出来事・感情を書く(良かったこと・モヤモヤしたこと)
2. 明日のTo‑Doを3~5個書き出して、頭の中から追い出す
3. 今日、自分を褒めたいことを1つ書く
💡 おすすめ:考えごとが多く、夜なかなか眠れない人
② テーマ別フォーマット例
感謝ジャーナリング(幸福感を高めたい方向け)
- 目的:ポジティブな視点を育て、心を穏やかに保つ
- 効果:感謝の気持ちを習慣化することで、幸福感・ストレス耐性がアップ
- やり方:
・今日感謝したことを3つ書く
・その理由も一緒に書くと深まりやすい
目標・成長ジャーナリング(自己成長したい方向け)
- 目的:目標を明確にし、日々の進捗や学びを記録して自己成長を促す
- 効果:モチベーション維持・達成感・行動力アップに効果的
- やり方:
・今日の達成できたこと(大・小問わず)を書く
・改善点、新しい気づきや学びも書く
ネガティブ吐き出しジャーナリング(不安・怒りが強いとき)
- 目的:頭の中の思考や感情を外に出し、冷静さを取り戻す
- 効果:思考のループから抜けやすくなり、心の整理がつきやすくなる
- やり方:
・浮かぶ言葉をすべて書き出す(箇条書きや単語だけでもOK)
・最後に紙を破る、捨てるなどして“感情を手放す”
③ 手書き or デジタル|あなたに合う書き方はどっち?
手書きジャーナリング
- 効果:五感を使い深く自分と向き合える
- 特徴:記憶に残りやすく、感情の整理がしやすい
デジタルジャーナリング
- 効果:習慣化しやすく、検索・管理がしやすい
- ツール例:Notion、Googleドキュメント、スマホメモ
💡 ポイント:「どちらが正解」より「どちらが続けやすいか」で選ぶと◎
④ 飽きずに続けたい人向けアレンジ術
自由形式(考えをとにかく出したい・直感的に書きたい方向け)
- やり方:時間を決めて、浮かぶままに書く(5分間など)
- 効果:感情や思考の“生の声”が出やすく、ストレスの解放感が得やすい
質問形式ジャーナリング(自分を深掘りしたい・思考整理したい方向け)
- やり方:
・問いを1つ選び、深掘りして書く
・例:
- 今日心に残った出来事は?
- 今、不安に思っていることは?
- 本当にやりたいことって何?なぜそう思うの? - 効果:
・感情や行動の背景に気づけるようになる
絵・図版ジャーナリング(言葉にしづらい感情を表現したい方向け)
- やり方:
・感情を色や線、図で表現(例:怒り→赤いぐるぐるの線) - 効果:言葉にならない感情も可視化できる
習慣化のコツ&継続のヒント
1. 5分から始める。最初は短時間で無理せず。
2. テーマに偏りすぎない。ネガティブだけでなく、ポジティブな書き出しも取り入れて。
3. 振り返る習慣をつける。書いた内容を定期的に見返すことで自己理解が深まる。
4. 義務にならない範囲で行う。効果を期待しすぎず、自由に続けることが習慣の鍵。
まとめ|自分と向き合う時間が、心を整える第一歩に
ジャーナリングは、「ただ書くだけ」で心を軽くしてくれるセルフケア。
忙しい日常の中でも、自分の気持ちに耳を傾ける時間があるだけで、心は少しずつ整っていきます。
始めるのに特別なスキルや道具は必要ありません。
紙とペン、そして数分の時間があれば、今日からでもスタートできます。
続けるうちに、「本当はどう感じていたのか」「何を望んでいたのか」に気づけるようになり、
日々のストレスやモヤモヤにも、少しずつ強くなっていくでしょう。
あなたもぜひ、書くことで心と向き合う時間を持ってみてくださいね。
コメント